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30.December.2002
*いつもの友人と。
*マウンテンＭ，恋する乙女Ｇ，そしてゴスペルＥのおしゃべり会。デニーズで深夜12時まで。近況報告、体調のことと日常に関してなんでも知り合ってる仲間。わがまま言ってもお互いわかり合える友人。
本日、大晦日の深夜も一緒かもしれない…。
27.December.2002
*前の職場の友人と。
*1年ぶりのランチ。ＰＣに詳しい彼女からは常に学ぶことが多かった。ちっとも変わってない。駒沢、サンマルク。フランス料理の落ち着いたお店。パンが焼きたてでおいしい。
職場近くのお気に入りのカレンダーをもらうため、呼び出した。やっぱ、このカレンダーは落ち着く。縦型のちょっと手に入らない形。それと、来年の占い。
この6年間愛用していたので手に入ってうれしい。
お互いの近況報告はたびたびのメールで知ってはいるものの、話はつきない。3時間も話しちゃった。また来年お会いしましょう。
26.December.2002
*派遣仲間忘年会。
*定例の会議のあと、某チェーン居酒屋で10時まで。
出席したのはいつも会議に出席する5名のメンバー。
現在の仕事は、それぞれの場所での状況が個々微妙にちがっている。だから、この情報交換は貴重な時間。
今回も今後の仕事に向けて、いいお話がきけて大収穫だった。
さっそく新年になったら、実行してみたい。
Thankus I さん。
25.December.2002
東京国際フォーラム Ａホール。おりしも東京ミレナリオ。有楽町は人、人、人でごった返していた。イルミネーションがまばゆく輝く。その光の道を横目で見ながら、会場に入る。
今回は歌手になった5周年記念（本人いわく「七五三の5歳のお祝いみたい。私はアメをもらって、エエ べべ着せてもーて喜んでる。『今度こんなんいつ来るン？』って。お祝いしてくれはる皆さんに見守られて……」）。会場はたぶん5000人くらいの人でぎっしり。お祝いに綾戸智絵の幼いころからのプロフィールが書いてあるパンフレットが無料配布されていた。ウレシー！！
幼いころよりピアノをたしなみ、アメリカに渡り、ニューヨークの教会でゴスペルクワイヤ（聖歌隊）になる。ゴスペルクワイヤって清楚に一糸乱れず聖歌を歌う…というより、リズムにのって身体全体で歌いあげるってかんじの聖歌隊。
そこでクワイヤの黒人男性と出逢い結婚。でも離婚して帰国。現在12歳のお子さんがいる。
彼女のあの独特のダミ声のジャズと、上方漫才よろしく上村恵美子ばりのダジャレ、オチの連発に会場が盛り上がっていく。「私、この曲はちょっと緊張してますねん」「カトリセンコウとチャイマッセ」とか。
１０曲ほど歌ってくれた。♪我が心のジョージア♪スピニングホイール♪ゲットバック♪青い影♪など。
中でもオズの魔法使いの♪オーバーザレインボウ♪は心に染みた。♪いつか、どこかに何かしあわせが待っている♪って歌。泣いた。なんか心にしみる声だった。あの独特の声とアレンジが最高だった。
ちなみに友人は♪マイウェイ♪で泣いてた。
またバックに加わったエル･ﾈｸﾞﾛ＆ロビーバンドやほかのミュージシャンのラテン系のノリのよいジャズ、あ〜んな広い会場であれだけテンション上がってたなんてすごい！小さいライブ会場だったら私は踊ってた。
最後に♪You are so beautifulを歌っていたら、突然バックに200人くらいのクワイヤが現われた。ゾクゾクっとした。クワイヤは綾戸さんの意気に感銘をうけた彼女が率いるアノインテイッド・マス・クワイヤ。
なんと”♪尾崎豊のI love you"を英語で、しかもクワイヤの迫力あるコーラス付きで歌ってくれた。ゴスペルクワイヤも楽しめたし最高！
その後も、アンコール3回してくれて、終わったのが9時30分。2時間半おつかれさま。
《パンフレット抜粋；松村トモミさんとの対談記より》
♪♪♪ジャズについて♪♪♪
業界からは叩かれた。売れた、それはジャズじゃない。手拍子が来る、それはジャズじゃない。ジャズもわからない客がくるからそれは、ジャズじゃない。客が涙をながす。それは偽善だ。と業界からは叩かれた。でも、頭なでられてやっていこうとは思わなかったので、（バッシングは）あまり痛くなかった。
♪♪♪ゴスペルについて♪♪♪
ゴスペルは、わ〜っと思いっきり歌ってみよ、ソラ〜〜ッ！天気〜〜ッ！っていう気持ちで全部出すんです。オーゴッド！って。不細工でもいいからバケツもって泳ぐ基本練習みたいなかっこ悪いもんだから。”助けて〜！”って鼻水出るくらい力いっぱい歌えるようになってから、絵になる”助けて〜”を歌え、と思うんです。
エネルギー２００％の綾戸智絵さん、すごい！！
21.December.2002
1年に数回行われるＰＣ研究会。今回はフォトショップエレメント
インストールしていても、使い方がイマイチだったけど、講師の先生の細かな説明で納得。
とってもわかりやすく教えていただいた。
出席されるいつものメンバーも、なにか目新しいＰＣ情報を求めてやってくる。
自宅で日常に追われてばかりいる中、集中した2時間でした。
Ｎ先生ありがとうございました。
20.December.2002
*仕事先忘年会。
*総勢30名ほどの大宴会。場所は某うなぎや。
ふだんでは、知ることのできなかった、様々な場面に出逢えて嬉しかった。
超仲のよい2人が、関西漫才に負けず劣らず丁々発止で過去の暴露話がどんどん飛び出すバトルがあったかと思えば、いつもは、しずか〜な感じの方が今年の裏スキャンダルランキングを披露したり…。
おきまりのビンゴ、プレゼント交換と宴は続く。
私がゲットしたのは、横浜コスモワールドの袋に入った湯のみ。な〜〜んだ！と思ったら大間違い。
サントリーモルツのビール缶のパロディが描かれていて爆笑モノ。
家でじっくり読んでみたら、超すぐれものだと改めて感激でした。
くださったアナタ！ありがとうございました。
17.December.2002
*ゴスペル打ち上げ。
*レッスンのあと、夜9時からの打ち上げ。
最初は先生を囲んで10人位の有志の集まりだったけど、22，3人に増えた。
場所はレッスン会場近くの中華料理、というかラーメン屋さん。そこのご主人とメンバーが懇意にしているらしい。
ほどほどに酔ったところで、一人が歌のワンフレーズを口ずさむ。すると自然にハモってみんな歌いだす。これって、ほんとにすごいこと！だよね。その辺のカラオケより、よっぽど楽しい！！
最後に、レオ先生が「今日はノドの調子が悪いのですが・・・」と言いつつ
素適なアカペラで『アメ-ジング・グレース』を歌ってくれた。
話声もいい声だけど、歌った声は本当に魅力的。
一瞬の沈黙の中で、みんな、うっとり聞き入ってました。
13.December.2002
*期末試験の真っ只中、ある電車での会話
女子高生２人、電車に乗り込むなり
「（席）空いてないけい？うざいしぃ〜」
「しかも、２時間しか寝てないしぃ〜」
「６時なんて、ぜったい起きらんなくな〜ぃ？」
「しかも寒いしぃ」
「むしろ駅から学校までのバスっていつから乗っていいのぉ」
「カレ、かわいっぽくな〜ぃ？」
「この前 超爆笑してたしぃ」
「なんたらこうたら、言ってたしぃ」
これって、何語？言葉ってどんどん、変化していってる。こんな風に面白がって、聞こえてしまうのは私だけ？自己チュウ（中心的）で自分のことしかなくて、『しかもや、むしろ』が不思議な使われ方してる。おもしろ現象でした。
12.December.2002
*仕事先のメンバーで呑み会。
*集まったメンバーは初顔合わせなのに、すぐ盛り上がった。聞いてみたら、みんな1〜3歳違いの同年代。な〜んか話の波長が合うと思った。
唯一若かった英語の教師として来日しているアメリカのＪ。黒人で195センチ160キロ。よく同僚を観察していてモノマネがうまい！！
Ｊはとってもピュアでまっすぐな人で、いつも真剣にいろんなこと考えてる。
話し相手として、私のところによく来る。
私は日本語で、Ｊは英語で会話している。
きっと、お互いに50〜80％くらいしか通じてないと思うけど・・・・・・。
あんまり、通じてなくて、はっきり答えてあげられないのが、もどかしいけど、それがいいのかなぁ？
私からすれば、聞くことに徹するっていう会話。Ｊはいつも喋り続ける。
いつも自席で話相手を探してるらしいから、ここで、話してくれれば、ちょっとはストレス解消されるかも。
楽しかったので、みなさん、是非また、ご一緒しましょう。
11.December.2002
*六本木PitIn。『みやもりあつこwith Friends』というライブのFriendsとして、レオ先生が参加した。ゴスペルの激しい一面が余韻として残った。
会場には女性がほとんどで先生の生徒がいっぱい。私のグループから12人？他からも10人くらいは来ていたと思う。
メンバーのきわちゃんは、いつも参加するメンバー。ニッコニコの表情がかわいらしい。最後の曲でエキサイティングして、飛びながら歌っていて楽しそうだった。
みやもりさんの高音域の高さは、頭のてっぺんの後ろから声がでてるような、すごさ。素晴らしい声に聞き入ってしまった。
加藤さんの声も本当に素適だった。特に加藤さんのあのエアロビクスをしながらゴスペルを歌っているようなノリ、はみ〜〜んな見とれるほど。しなやかな動き、はりのある声、みごとなボンゴさばき。すっごいエネルギーが伝わってきて圧巻だった。
レオ先生のソロは少なかったけど、今回はゴスペルの激しい一面を楽しむことができた。
＊もうこのお店には行かない
このお店、ちょっと几帳面すぎ！
椅子や机を微動だにさせてはいけない鉄則があるらしい。ほんの数十センチ椅子をずらしただけで、「この位置までもどしてください」といいに来る。
その日は友人2人がそれぞれ、注意を受けた。その後、メンバーのお嬢ちゃんが一緒に来ていて、（しっかり大人分のチャージ料金支払ったと思うけど）テーブルまでの位置が遠いので引き寄せたらその途端、店員が飛んできて、「この位置は絶対ずらすな」と言っていったみたい。
臨機応変っていう対応はここには存在しないのぉ？私たち心地よく音楽を楽しむために来ているのよ。そして、、その空間と時間を料金を支払って楽しんでいるんだよぉ！
私は、このお店には、もういかない！
3.December.2002
*今仕事をしているところで才能溢れる15歳の少年に出逢った。
1人はストーリーテーラーで冒険小説を書いている。
1章から12章までなる作品でまだまだこの物語は続く。
主人公の名前、出来事や現象の説明、新しい発想の機械や、航空物体を創造する力、それを表現する力がすばらしい。あっという間に読み終えたその物語は目の前に空想の世界が展開できるほど面白く書かれている。ひかえめで物静かなこの少年のどこにこのエネルギーが潜んでいるのだろう。
そして、もう一人はパソコンの達人。ウィンドウズという計算機について、もしくは、その内部プログラミングについて、かなり詳しく知っている。
先日は、拡張子について、またアイコンの作り方についてご伝授いただいた。
「おれは、ばかだから……」を連発する言葉に（じゃあ、今の説明の半分しか理解できなかった私は、何？）と思いながら、「ばかに、こんな説明はできないでしょ！」と言葉を返す。
どこかしら、なにかしら秘めたる力を温存し隠しながら、すべての少年少女達は毎日「おはよう」「さよなら」を繰り返している。
6.December.2002
ちょっと普通では、いけなかった場所、でも言ってみたかった場所に行った。
それは渋谷のウェブ通りの飲み屋街にある「東京ホルモン」。
いわゆる韓国風焼肉店。ここ、めっちゃうまい！！マ〜イ〜ウ〜！
席につくと有無をいわさず（焼肉のたれ=塩レモン）が運ばれてくる。続いて卓上七輪。七輪にはカンカンに燃えた炭火が……。
まだ、注文してないっちゅうーのにぃ！！
サラリーマンでギッシリの店内。女性だけじゃぁ白い目でみられそう。
でも、あの外まで流れる焼肉の煙、匂いに誘われて入ってくる客、多いんだろうなぁ！
キャベツのこぶし大のザク切りを焼いて、サンチュ風味で食べるのも美味だった。
そして、もちろん外に出ると洋服は焼肉の匂いのお土産つき。
いつまでも、どこまでも臭かった。
ファブリーズして寝なくっちゃ。
6.December.2002
*お昼頃、突然のおさそいがあり、ゴスペルのメンバー4人で”あさがお教会”に行ってきました。あったかいヴォーカルとクールなサックスの「ヒロ＆リエ」は、りえさんの沖縄言葉で歌ったオリジナル曲が印象的でした。
そして、「フレンズ」というゴスペルグループ。私たちが歌っている曲が2曲入っていて、思わず比較？最後に「きよしこの夜」を信者の皆さんと合唱しました。信者ではない私ですが、このやさしい雰囲気は心がこもってました。
この小さな教会は、三角屋根が吹き抜けていてホンワカした赤いライトが白壁を包んでました。
これから、暮れにかけてゴスペルコンサートがたくさんあります。そのグループによって特徴は様々です。いろんなグループの演奏を楽しみたい12月です。
29.November.2002
久々に集まった5人でした。
いつもあのテンションのダイナミックＳ女史。あいかわらずヌーボーとして肝心な時に突っ込みをいれるilandちゃん、ニッコニコ、げっらげらのＯさん、さわやか美少女、直記ちゃんもみんな、幸せそうで、よかった。
仕事から来るストレスの大きさって表情に表れてたんですねぇ。前は心なしか目がいつもまじめだったな、みんな。
今回は、み〜〜な、やさしくて、ゆとりのある目をして楽しそうだったね。やりたいこと、頑張ってるからかねぇ？
楽しく仕事するって、結構、大切。いろんなとこに影響でるもんね。
今度また、元気をくれ〜〜！
13.November.2002
*ゴスペルの先生 松谷レオさんをゲストに迎えた山本はじめセッションライブに行ってきた。自由が丘にこんなライブのお店MardiGrasがあるなんてちーっとも知らなかった。はじめちゃんは４月の大塚ウェルカムバックのライブの時に1度拝聴したことがあるサキソフォン奏者。独特のノリでと〜〜っても魅力的な演奏をする。レオ先生は8時からの1回目３曲、9時からの2回目４曲歌ってくれた。いつもながら、惚れ惚れする高音域。特に1回目の最後の曲は涙が出たほどせつなくて素適な歌声だった。この日はなんと総勢17，8人の生徒が各教室から集まって来てた！だから、途中で客とコラボレートするワンフレーズには３声に分かれて先生のゴスペル的指導が入りおおいに盛り上がった。お店はちょっと狭かったけど、かえって和気あいあいの一体感があってすっごく楽しめた。
ゴスペルは11月からいよいよＸｍａｓソング。”Ｏ Holy Night”と” Joy To The World”を同時進行で覚えてます。通勤途中は歌詞暗記に調度よい距離（それほど遠い）で〜〜す。
November.2002
* 吉村達也の『ケータイ』
携帯電話によって頭脳を占拠され、携帯人間になってしまうというホラー。
たしかに、現代は携帯電話により生活システムが変わってきている。自宅に電話することは少なくなりその家に電話するのではなく、その個人に対して電話することになる。
その家の誰が出るかわからない、自宅にいるかどうかわからない、という状況の中で電話するときは、遠慮や礼儀があった。だが携帯は相手が特定されているから、電話に応答した途端に用件にはいる。絶対、他人が電話にでることなどありえないはず・・・。
そして、携帯電話は直接人体に接触させて交信する。つまりは、頭脳を侵食してく・・・。というホラー。
結末は、「まっ良くあるホラー的終わり方」だけど、発端が面白かった。
3.November.2002
*快晴の空、朝7時30分、渋谷駅に集合した。日帰り格安バスツアーで百名滝にいけるのだから心も弾んでくる。
出発して、中央高速が渋滞との案内がある。そりゃそうだよね。連休真っ只中だもん。10時半には到着予定だったけど、お昼には到着するでしょ。それだと1時間半遅れかな？と、タカをくくっていました。ところがどっこい、到着したのは1時半。これから4時間も歩かなきゃなんないのに・・・・・・。3時間遅れで到着。
それから、日暮れ時の5時には駐車場に戻らなきゃならないため、急ぎ足で歩いて歩いて歩き通した。
途中の有名な滝がいくつもあるのを（写真で見てね）横目で見ながら、ひたすら岩場や枯葉の足元を見つめながら滑らぬように歩いている。だって、滑って転んだら、ほら、あの、冷た〜〜〜い急流に飲み込まれるかもしれない・・・・・。
これって、ハイキング？？ほんとに初心者コースぅ〜？？あの足を思いっきり振り上げて体重移動させる鬼の岩場、山伝いに鎖（くさり）が打ち込まれている手すり代わりの武者修行的山道、インディージョーンズ真っ青の超スリリングなトロッコ道。これらすべて初心者コースぅ？
ただし、景色は抜群の紅葉時期、様々な色合いの木々が山々を埋め尽くし、心を和ませてくれる。そして、空気のさわやかなこと。身体の芯まで神聖になったよう。また、清く力強い滝から飛沫（しぶき）となって飛び散るマイナスイオンを全身にあび、リフレッシュ。？したのだろうか？
4時間1周の西澤渓谷を歩き、なんとか時間までに駐車場に戻ることができました。
このあと、お土産店。笛吹き温泉に立ち寄り、帰途に着いたのが、3時間遅れの7時半、そして、渋谷着はなんと深夜11時30分でございました。終電なくなってたら、どおするんだぁ？
ベテラン曰く、「やっぱり次は、電車だね！」
October.November.2002
* 子供達に「何、これ！？」と大声で笑われ、疑いのまなざしで一瞥されたＣ・ピーブルズ『人類はなぜＵＦＯと遭遇するのか』
読みました。これって、結局、諸状況を否定しているのね。「○○だから、ＵＦＯじゃなかったんじゃないのぉ？」と言っている訳です。期待を裏切られたようだったけど、（私は肯定してほしかったんだ、たぶん）でも、それなりの説得力と筋道が通っていて読み応えがありました。ＵＦＯを単純に信じてる人、一読の価値あり。
* 花村萬月の『皆月』
コンピューターお宅の４０男の妻が、貯金をすべて持ってヤクザと駆け落ち、それを妻の義弟（これもヤクザ）と追跡する話。結構ハラハラドキドキであっという間によんでしまった。テレビドラマにしたらおもしろそう。
* 貴志祐介『青い炎』
男子高校生が主人公。平和な母子家庭に闖入（ちんにゅう）した離婚したはずの義父。義父の完全犯罪に挑む緻密な計画。そして、物悲しい結末。実行した事実より、その少年の心理描写が感動的。貴志さんの作品「黒い家」「13番目の人格ISOLA」も面白かったけど、この小説も面白かった。
* 松尾スズキの『大人失格』
10年前に書かれたものだけど、松尾さんの人となりがよ〜〜く出てて、面白い。ニタニタ笑いをしながら、よんでました。
* 仙川環の『感染infection』
児童の心臓移植をめぐり、女性医学者がその不正を解き明かすお話。一気に半日で読んでしまった。読みやすく熱中できる面白さだった。
* 吉村達也の『オール』月間ポップティーンに掲載されたビジュアルホラー。視覚的にも幼い少女たちにウケルように文字の書体を変えたり、大きさを変えたり、写真のうえに文字をのせたりしているホラーものがたり。おなじみ百物語、こっくりさんなど怪談話を現代風にアレンジして、若い少女が怖がるように書いている。けど、おばさんは、あんまり怖くなかった。
13^14.October.2002
*秋に落成したばかりの区のホール。柿の木坂にちなんでその名も”パーシモン ホール”。今回は大ホール(観客席1200人収容）での音楽祭にグループ総勢40名で参加した。
・10/13 ,PM 1:00〜 レッスン。ピアノに中道さんを迎えてレオ先生は指揮にあたる。中道さんは今年4月、大塚のライブで先生とのセッションに参加されていたピアニスト。なが〜〜い指で奏でるタッチは目を見張るすばらしさ。
最終段階の稽古とあって、結構まとまって、うん！これなら、いけそう！ＧＯ，ＧＯ！
・PM 19:00〜リハーサル。いわゆるゲネプロ。「入りハケ」から、立ち位置、音響効果などを確認。レオ先生はライブのため欠席。４曲歌ったけど、えっ＝＝！！ぜんぜん音がまとまらない！広い会場に音が散ってしまって、これで、うまくハモってるのォ？？ステップの音（リズムを刻む）もやけに靴音が響いてむなしい。レオ先生！明日はこれでだいじょうぶぅ？
・10/14 ,PM 2:55 控えの小ホールでの最終リハーサル。昨日の教訓をいかして、今日は団結力が高まり、綺麗にハモっているし、声もまとまっている。これって、レオ先生の魔法の指の力？あの強弱や、音の長さを指示する指先があってこそのまとまり、と実感。先生の力って偉大!!!
・PM 16:50 舞台ソデで待機。前のグループのマンドリン演奏がやけに長く感じる。そして、いよいよ本番。
客席に友人の顔が見つかった。結構落ち着いてる。早速、歌い始める。きれいなハーモニーが自分の耳にも心地よく響いている。2曲目、レオ先生のソロが入って、ますます盛り上がる。クラップ（手拍子）のノリもいい。3，4曲目の前に先生のＭＣが入る。どんな曲かを簡潔に説明してくださり、歌い始める。ステップも軽やか。5曲目の”ＯＨ Ｈappy Day”は最後の曲とあって、みんなゆったりと、表情もにこやかに楽しく歌った。
・友人の感想：「スッゴイたのしそうだったよ」「ハモっててきれいだったよ」「ノっててよかったよ」「身体全体で楽しんでた。力強い生命力が伝わってきて心地よい時がすごせたよ」と賛美の声。そして、友人の娘さんは「私も歌いたい！！」と、なかなかの盛況ぶりにほっとした1日でした。
・PM 6:00 〜 打ち上げ；歌ったほうも指揮をした先生もピアノの中道さんもみんな、み〜〜んな「よかった」状態での打ち上げは、本当に楽しかった。
打ち上げでは、先生のゴスペルに対する思いをちょっと話してくれた。でも、私みたく歌えるだけで楽しいって、単純に思ってもいいよね。このハーモニーの心地よさは忘れられないから。次回も是非、楽しみたいものです。
October.2002
* 桐野夏生の『ＯＵＴ』
上下、読破。ＯＵＴは映画が封切り公開中ですが、内容がすごい！
気持ちわるい！でも、あっという間に読んじゃった。
松浦理恵子の解説に「現代日本における階級が描かれている」「一億総中流が流布して以降そのずさんなイメージを崩すに足る具体性」として、弁当工場で夜勤する女達をとらえている。ふ〜〜む。そう思えば、案外気持ち悪さよりも、階級意識の沈殿した場所”ＯＵＴ”から抜け出したい女たちの物語として、面白い小説だったのかも。
* 奥田陸『月の裏側』
はある町が得体のしれない宇宙人（？）に侵食され、ついには作者自身も既に侵食されていたことを知る、という話。形は人間なんだけど、亡くなって火葬すると、骨も何も残らない。それは、既にダミーの自分が地底で本人と入れ替わっていた。という話。よくわかんなくて、でも、なんか、どっかで読んだことがあるような話で、つまらなかった。
September.October.2002
* 通勤時間が長いので、文庫本に手を出した。やめられない。
この１ヶ月で読んだもの。野沢 『リミット』『呼人』『眠れぬ夜を抱いて』宮部みゆき『R.P.G.』『天狗風』Ｃ・ピーブルズ『人類はなぜＵＦＯと遭遇するのか』
* 野沢尚さんの『リミット』
誘拐事件の話。その裏に幼児の内臓移植の話が絡んできて興味深く読んだ。
野沢尚さんの『呼人』
１２歳で成長を止め、そのままの永遠の命を手に入れた少年のナゾを巡る話。
* 野沢尚さんの『眠れぬ夜を抱いて』
妻が夫の過去を探っていくサスペンス。
* 宮部みゆきは大好きでほとんど読んでいるけど、時代物は敬遠気味だった。『天狗風』は「震える岩」に続く霊験お初捕り物控えの第２弾。摩訶不思議が大好きなもんで、ちょっと楽しみだったけど・・・・。
* 宮部みゆき『R.P.G』
『クロスファイア」の石津刑事と「摸倣犯」の武上刑事がでてくるロールプレイングゲームばりの仮想現実の中の殺人事件。
そして、『人類はなぜＵＦＯと遭遇するのか』は現在進行中。子供達に「何、これ！？」と大声で笑われ、疑いのまなざしで一瞥されたけど、ちょっと、惹かれている。
摩訶不思議、サスペンス大好きなもんで、何か面白そうな本、ご存知の方、教えてくださ〜〜い。